JAL、国内線ファースト運航路線を拡大 シートは本革仕様に全機材リニューアル

日本航空(JAL)は「ひとクラス上の最高品質」をテーマに掲げた国際線の機内仕様刷新に続き、国内線でも機内インテリアをリニューアルします。国内線機内刷新のテーマは「上質な移動空間」。

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JAL国内線機内を刷新し、自然のリズムを通じて機内を演出(写真左:日々の移ろい 写真右:春 季節の移ろい) reference:日本航空HP


座席は普通席とクラスJともに高級車等のシートに採用されている本革を取り入れ、国内線の全機材に本革仕様の上質感あるシートに刷新。カーペットもリニューアルし、機内インテリア全体をカラーコーディネートします。
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本革仕様のシートに刷新するJALの国内線機内シート(写真左:普通席 右:クラスJ) reference:日本航空HP

普通席は「居住性と快適性の向上」をコンセプトに、シートをスリム化します。また、従来の足元スペースを座席から最大5センチに拡大。シートの安定感を向上させることに加え、座席重量を軽量化することで消費燃料の削減を実現し、地球環境に配慮します。クラスJはシートを本革仕様に刷新。上質なインテリア空間へとリニューアルします。
「空気のような照明」をコンセプトに機内照明はLED化し、フライト中の時間や季節に応じた機内空間を演出。日中は日々の移ろいの空間を、春はサクラ色の照明で空間デザインするなど、自然のリズムを通じて、くつろぎと日本らしさを感じる機内にするとしています。
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JALボーイング767-300ER型機の国内線ファーストクラス reference:日本航空

国内線ファーストクラスの運航路線も拡大。現在、JALでは羽田-福岡、札幌、福岡、那覇線のボーイング777-200型機にて運航する便でファーストクラスを提供しており、今後はボーイング767-300ERにも同クラスを導入。767-300ERで運航するJAL国内路線でもファーストクラスが利用できるようになります。
767-300ERにおけるファーストクラスのシート配列は、2-1-2の1列で全5席になる見込み。座席幅はシートバックから前方の壁までの距離約135センチ。