国土交通省、耐空性改善通報の発行へ。ボーイング787の是正措置は問題なしと判断

JAL,日本航空,ボーイング787

6月の運航再開を目指すJALのボーイング787 reference material:Oneworld

国土交通省は2013年4月26日、FAA=米連邦航空局が発行したボーイング787の運航再開を認める耐空性改善命令を受け、26日の夜にもボーイング787を保有するANAとJALに対して、耐空性改善通報の発行を予定しています。同日の閣議にて、国交省太田昭宏大臣が発表しています。

FAAは米国時間4月19日、ボーイング787の是正措置に関する設計変更を承認。国交省はFAAの判断は問題ないと捉え、NTSB=米国国家運輸安全委員会の公聴会の結果にて、ボーイング787是正措置の妥当性に疑念をもたらすような事実もないとの見方を示しています。

このため、国交省ではFAAの耐空性改善命令の発行を受け、26日夜に耐空性改善通報を発行する予定としています。

また、ボーイング787の運航再開に際し、国交省では航空利用者の安全確保が極めて重要とコメント。ANAとJALに対して機材及び運航乗務員の安全確保や利用者等に対する適切な情報開示を要請するとともに、今後も適切に対応していくと述べています。