ジェットスター・ジャパン、3月31日に中部初便就航。今後の新就航地についても言及

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ジェットスターJ 就航セレモニーにて記念撮影する外国人観光客とその家族 Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner

LCC(格安航空会社)のジェットスタージャパンは、2013年3月31日より名古屋/中部空港セントレアに就航しました。中部発新千歳行きの初便は外国人観光客やメディア関係者の搭乗も目立ち、ほぼ満席に近い状態で就航をスタート。

名古屋/中部空港セントレア線の就航開始に伴い、エアアジア・ジャパンと同様にジェットスター・ジャパンも就航セレモニーを開催。新千歳行の搭乗ゲート付近にて行い、セレモニーでは河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事も参列。

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ジェットスターJ 就航セレモニーにてお祝いの挨拶を述べる河村たかし名古屋市長 Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner

河村たかし名古屋市長は「就航記念運賃は5円と聞いた。LLCはどえらい安いし、名古屋市もローコスト。」と、いつもの名古屋弁でお祝いの言葉を述べ、愛知県知事とともに中日の「燃えよドラゴンズ」を熱唱。セレモニー会場は和やかな雰囲気が漂っていました。

記者会見にて、ジェットスター・ジャパン鈴木みゆき社長は「今後は機材を増やし、2014年には20機以上の運航体制を予定している。」と発言。今後の新たな就航地はすでに決まっているのか?という記者からの質問に対しては「自社の戦略もあり、就航予定地は言えないが、利用者の意見を元にすでに計画している。」と述べ、具体的な場所は伏せた上で、すでに就航予定先の関係者と意見を交わしているような発言もありました。

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就航セレモニーにて挨拶を述べるジェットスター・ジャパン鈴木みゆき社長 Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner

ジェットスター・ジャパンは中部線のほか、同日には東京/成田-大分線も就航を開始し、今後は5月末日より鹿児島線、6月には愛媛の松山線も就航。

このような新たな就航地に関して鈴木みゆき社長は、「大分や鹿児島、松山は温泉旅行にはピッタリで、スキーも旅行では人気の要素。これら温泉やスキーは、ジェットスターを利用する海外からの利用者に人気のスポット。」と述べ、今回の各新就航地は海外のジェットスター利用者の声から生まれた新設路線。ジェットスターグループの海外ネットワーク網を活かし、外国人観光客に新たな旅行需要を喚起する狙いがうかがえます。

なお、ジェットスター・ジャパンは6月6日~7月17日の期間限定で名古屋/中部セントレア-東京/成田線に就航。通常のStarter運賃にて片道3,690円~すでに販売が開始されています。