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日本人は有給消化率がワースト、ひとり旅率ナンバーワンだと判明
エクスペディアジャパンは、毎年恒例の有給休暇・国際比較調査の2012年版を発表した。
世界22ヶ国の、16歳以上の有職者男女を対象とし、有給休暇に関する日本、韓国、台湾、インド、欧米諸国などの様々な実態や変化が浮き彫りになりました。
日本は世界22カ国で唯一有給支給日数が増えた!
各国の年間の有休支給日数を昨年と比較したところ、日本は世界で唯一増加し、2日多い13日支給されたことがわかった。
その一方で、未消化日数は昨年の6日から8日と2日増えたため、消化率38%と引き続き世界ワースト1位という結果に。また、アメリカでは18%、日本では17%が、有休支給日数が0日であると回答した。
有給消化率が100%なのは、スペイン、ブラジル、イギリス、シンガポール、台湾でした。
日本人が有給を消化しない理由は「経済的余裕が無い」
日本人が有休を消化しない理由としては、1位「経済的な余裕がない」、2位「同僚から否定的な見方をされる」、3位「家族等とスケジュールが合わない」、4位「計画不足」、「繰越しができない」となったた。
一方世界では、1位「家族等とスケジュールが合わない」、「繰越しができない」、3位「経済的余裕がない」、4位「繰越ができない」、5位「消化しない場合、手当が支払われるから」という、日本とは異なる結果に。
「同僚から否定的な見方をされる」と感じている割合は、アジアが全体的に高いのですが、その中でも主な理由として挙げているのは日本のみ。
「上司が有休に対して否定的である」と回答したのも世界で4位と上位であることから、日本の有休消化率の悪さは、物理的な問題よりも人間関係に起因するものが大きいといえるかもしれません。
世界で一番有給支給日数が少ないのは、韓国・台湾
有休支給日数が少ないのは、1位が韓国・台湾の10日、3位がアメリカ12日、4位が日本13日、以降はマレーシアとシンガポールが14日と続き、アメリカを除くとアジア圏が独占する結果となりました。
そのうち、韓国は7日、台湾は10日すべて消化している一方で、日本が消化しているのは5日のみと圧倒的に少なく、支給数の少ないアジア諸国の中でも日本の未消化率は高いことがわかった。
日本人は仕事を忘れてリラックスできない?
休暇中も、「仕事のことを決して忘れない」と回答した割合は、日本が世界で最も多く、次いで韓国、インド、台湾、アメリカという結果に。
また、休暇中に仕事のメールや電話を「確認する」と回答した割合は、インドが最も高く、次いでブラジル、イタリア、メキシコ、フランスと続き、日本は7位でした。
この2つの結果に加え、有休未消化の理由として「仕事が人生だから」と回答した割合が世界で最も多かったことから、世界一の仕事人間はインド人だといえるかもしれません。
日本人のひとり旅率は世界の2倍!
有休中にひとり旅に行くと答えた割合は日本が世界で最も多く、世界平均の約2倍という結果となり、日本人のひとり旅好きが明らかとなりました。
また旅行に行く相手は、世界では1位「家族」、2位「恋人/配偶者」、3位「友人」、4位「親戚」、5位「一人」であったのに対し、日本は1位「恋人/配偶者」、2位「家族」、3位「友人」、4位「一人」、5位「親戚」という結果になった。