アラスカ航空グループ、戦略計画「アラスカ・アクセラレート」を発表
銀座・東京駅〜成田空港が1000円均一「THEアクセス成田」に乗ってみた
京成グループの京成バスと成田空港交通が運行しており、9月末までデビュープライスとして800円の「東京シャトル」が話題となっていますが、8月10日より運行を開始した、平和交通の「THEアクセス成田」に乗ってみました。
バス乗車券は買えない!
一番驚いたのは、「バスの乗車券が買えない」というところ。
普通、空港からリムジンバスや「東京シャトル」に乗車する際には、到着ロビーにあるカウンターで、時間指定の乗車券を購入し、乗り場に行くというパターンですが、「THEアクセス成田」の場合、バス停に直接行くという形になっている。
また、時刻表などは空港内に貼り出されておらず、誘導の係員もいないため、誰も並んでいませんでした。筆者はスマホからホームページをチェックして乗り場に行きましたが、これはかなり不便。
これは、平和交通が発券カウンターを持っていないというのが原因だと思いますが、知っている人だけしか乗れないバスになってしまっている。
乗客はゼロ!
成田空港第一ターミナルの出発場所は、南ウイングの一番端の31番バス停。「東京シャトル」と同じ場所で、南ウイング側にあります。
バスが来たので乗ろうとすると、運転手に「時間がかかりますけどいいですか?」というなんとも不思議な質問をされました。裏をかえせば、”電車で行ったほうが早いですよ”ということなのでしょうか…。
乗客はゼロ。当たり前といえば当たり前ですが、運行開始から20日経っていますし、このバスは那覇発のジェットスターにうまく接続する便。やはり、デビュープライスで200円安い「東京シャトル」に流れているのでしょうか。
シートピッチは広め
シートは、左側が10列、右側が11列で、正席は42席でトイレ付きとなる。「東京シャトル」は55人乗りトイレ無しですので、シートピッチは余裕があると言えます。通常の観光バスクラスといえば分かりやすいとなる。
座席ポケットには、時刻表付きの案内パンフレットと、ラミネートされたターミナル案内がありました。
バスは、途中で小さな渋滞にはまりましたが、ほぼ定刻で八重洲のヤンマービル前に到着。
バスは新車で、かなり良いと思うのですが、「東京シャトル」のように、バス乗車券売り場でPRができないという点では、かなり客を取り逃してしまうのではないかと思われます。
ここで思い出してしまったのは、2010年に報道などで一時期注目された、上野・浅草〜成田空港を1,000円で結んでいた「スーパーシャトル」。
4往復ということで、利便性は良くなかったですが、格安だったことは事実。ひっそりといつの間にか消えてしまいましたが、同じ運命にならないか心配となる。
ただ、「東京シャトル」は、10月以降、東京発は予約日により1,000〜2,000円、成田発は一律2,000円になるようですので、いつでも1,000円の「THEアクセス成田」にどう客が流れるかに注目となる。