フィンエアー、パイロットのスタンバイ勤務取りやめで運航に影響
【搭乗レポート】東京(成田)→バンコク/ジェットアジアエアウェイズ89便(エコノミークラス)
HISが、2012年初夢フェアの目玉商品として発売した「バンコク2012円航空券」。筆者も、発売当日は保有しているありったけのパソコンやスマートフォンを駆使して、どうにかGETしましたが、1時間程度で満席となってしまった”幻の航空券”となる。
ジェットアジアエアウェイズって?
聞きなれない航空会社ですが、ジェットアジアエアウェイズはチャーター便を運航しているタイの航空会社となる。
運航機材はB767-200で、レジ番号はHS-JAB。ユナイテッド航空で25年以上使用されたあと、タイのチャーター便を運航するスカイスター航空に売却、さらに同じくタイのチャーター便を運航するビジネスエアを経てジェットアジアで運航している。登録からもうすぐ30年になる、かなり古い機材となる。
チェックインカウンターは第二ターミナルの右端
チェックインカウンターは、成田空港第二ターミナルのTカウンター。自動チェックインはできず、パスポートを見せて、予め印刷されたA5用紙2枚つづりの搭乗券を受け取り、隣のカウンターで荷物を預け入れるという方法をとっていました。当日の座席指定はできない。
HISからのメールでは、9時集合とのことでしたが、9時20分にカウンターに行ったところ、30人程度が列に並んでおり、20分ほど並びました。チェックインは10時40分くらいまで行っています。また、先着順でビジネスクラスへのアップグレードの案内も行っており、2万円とのことでした。
預け入れ手荷物は、エコノミークラスで23キロまでのもの1個、ビジネスクラスで同じく2個となる。それ以上の場合は超過料金が取られるので注意。
チェックイン業務は、HISではなく世界各国でハンドリング事業を展開する、スイスポート社が行っている。
機内は古さが目立つ
機内はほぼ満席状態でした。燃油サーチャージを取らないことや、2012円航空券の前後に発売された20120円航空券でも大手航空会社の燃油サーチャージよりも安いことから、かなり早い段階で安い航空券は売り切れたことからも、注目度の高さが伺える。
シート配列はちょっと狭目
シート配列は、ビジネスクラスが「2-2-2」の12席(写真下)、エコノミークラスが「2-3-2」(写真上)となっている。エコノミークラスのシートピッチはやや狭目で、170センチ後半の人にはちょっときついかもしれません。ビジネスクラスもシートはかなりくたびれている感じはありますが、フットレストが装備されている。こちらも一般的なビジネスクラスよりもシートピッチは狭目。
機材に日本語表示はなし
機体には日本語の案内はなく、英語・タイ語・ハングルの3ヶ国語表示でした。これは、以前機材が所属していたスカイスター航空がタイと韓国の合弁企業だったためかと思われます。
しかし、安全の案内で利用されるライフジャケットには、持ち出し禁止という日本語が。安全の案内は英語のみで行われますが、通常の案内は日本語も行われます。
安全のしおりは英語・タイ語・日本語での表示がきちんとあります。
機内食は2種類から選べる
ベルト着用サインが消えると、機内の後ろ側から飲み物とスナックのサービスが始まります。スナックはローストひまわりの種となる。
飲み物は、コーラ・スプライト・オレンジジュース・パイナップルジュース・水は無料。ビールはアサヒとシンハーがあり、400円です。
機内食はチキンとビーフの2種類。チキン(写真上)は肉厚の胸肉で味付けもGood。うどんがついていますが、味が付いておらずそのままでは食べられそうにありません(といっても、醤油やめんつゆ等はもちろんありませんが)。ビーフはタイ米でおいしいとのこと。
パンは温かく、アップルケーキもほどよい甘さでした。
到着の1時間半前には、飲み物とマーブルチョコケーキが配られます。昼食は日本時間13時半ごろですので、小腹がすいてきたところでのお菓子はうれしいとなる。
また、ジュースを持って客室乗務員が定期的に機内をまわりますが、頻度はあまり高くないので、ギャレーまでもらいにいくか、水等を購入してから搭乗するほうがいいでしょう。
到着前には、タイの出入国カードが配られますが、裏面に記入していない人が多く、入国審査に時間がかかっていたので、忘れずに記入しておきたいところ。
スワンナプーム空港に到着すると
隣には、昨年2011年に、HISのチャーター便として運航されており、燃油サーチャージ無料で話題となった、ビジネスエアが隣に駐機されていました。
飛行機はオープンスポットに駐機され、バスでターミナルに向かいる。約5分程度でターミナルに到着、入国審査に30分程度かかり、出口を出るまでに1時間程度ました。
飛行機をただの移動手段と考えるなら満足
エアアジアなどのローコストキャリア(LCC)と比べれば、預け入れ手荷物や機内食が無料とサービス面では良いかと思いますが、JALやANAなどのレガシーキャリアのように、移動中にも楽しみやサービスを求める人には向かないでしょう。
個人的には、2,012円とかなり格安で移動でき、サービスにも期待していなかったので満足となる。