1日乗り放題で1万円 JR東日本パスを使い倒す方法

jreastpass
震災の影響で需要が落ち込んだことから発売された、JR東日本の全線が1日乗り放題の「JR東日本パス」。過去に同様の切符で「三連休パス」というものが発売されていましたが、こちらは3連休のみにしか利用できなかったのですが、こちらは1日用。しかも平日でもOKということで、使い勝手が良さそうとなる。そこで、この切符をフル活用する方法をご紹介します。

ルール

おとな:10,000円、こども:5,000円。
JR東日本・北越急行・青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道全線が利用可能。
6月11日〜20日、7月9日〜18日のうち1日利用可能。
当日の発売はなし(前日まで発売)。
JR東日本の新幹線・特急列車の普通車自由席が乗り降り自由。事前に座席の指定を受ければ、普通車指定席(「はやぶさ」号を含む)が2回まで利用可能。

使い倒す方法

  • 一日の開始は午前0時から。夜行列車を生かせ
  • 0時を過ぎれば有効期間が開始される。臨時運転される、急行「能登」の場合、日付が変わるのは大宮駅。上野〜大宮間の急行券と乗車券を購入すれば、始発から乗車も可能。寝台特急「あけぼの」の場合は、上下線共に日付が変わるのは村上駅ですので、新潟近郊にお住まいの方には使える裏技となる。

  • 24時より前に乗った列車が終点に着くまで有効の利点を生かせ!
  • 一日有効であっても、24時前の乗った列車の終着駅まで有効というルールがあります。最終日に、青森18:25発、秋田21:23発の寝台特急「あけぼの」に乗車すると、終点の上野に到着するまで有効となる。「あけぼの」号には、毛布などのサービスがない「ゴロンとシート」と、女性専用の「レディースゴロンとシート」が連結されており、指定席と同様の扱いで乗車できる。1ヶ月前に指定券が発売されるとすぐに満席になってしまうことも多く、事前の計画が重要になる。

  • 飛び出し区間を別途購入して函館も
  • 「JR東日本パス」は、JR東日本の全線で有効となる。JR東日本は、青函トンネルの手前の駅、中小国までですので、その先の区間を利用する場合は、乗車券と特急券を購入する必要がある。中小国には特急は停車しませんが、乗車券は中小国からでOK。特急券は中小国より手前の停車駅からの分を購入しましょう。帰りも同様となる。

  • 「やまびこ自由席片道きっぷ」の組み合わせでさらにお得に
  • 1日ごとに購入できることから、行きと帰りの乗車券を自由に組み合わせて長期の旅行も可能な「JR東日本パス」ですが、盛岡〜仙台と東京都区内間の「やまびこ」自由席に乗車できる「やまびこ自由席片道きっぷ」との組み合わせでさらにお得になることもあります。
    例えば、行きは「JR東日本パス」を使用して「はやぶさ」に乗車し、青森観光。帰りは「やまびこ自由席片道きっぷ」を使用して東京に戻るという使い方もできる。値段は5,000〜6,500円。指定券を購入しても指定席は利用できないので注意が必要となる。

  • JR東日本パスより大人の休日倶楽部パスのほうが安い場合も
  • 設定される期間は「JR東日本パス」とは違いますが、新青森駅開業記念価格で発売される「大人の休日倶楽部パス」は、連続する4日間有効で13,000円と、1日有効で10,000円の「JR東日本パス」よりもお得となる。こちらは「はやぶさ」号には乗車できませんが、指定席は6回まで利用可能。利用は、大人の休日倶楽部に入会している会員のみとなりますので、入会する必要がある。手続きに3週間前後かかるのでお早めに。

地震で壊滅的な被害を受けた東北の観光産業ですが、格安きっぷを使って東北地方を観光し、支援してみてはいかがでしょうか。