JAL国際線、高収益路線に集約へ

経営再建中の日本航空(JAL)は17日、高収益路線に集約を図るなどの国際線の新たな便数計画を発表した。

需要の高い東京/成田〜ニューヨーク・パリ・モスクワ・デリー線、大阪/関西〜ハノイ・大連・青島・杭州線、名古屋/中部〜天津・北京線の各路線で、3月以降増便していく。

また、新鋭機のボーイング737-800型機を5月以降、大阪/関西〜ハノイ・大連・青島・杭州線に投入する。一方、東京〜チューリッヒ・香港・広州線は減便する。欧米路線を運航するボーイング777型機を中心に、パソコン用電源や大型テーブルを設置した、ビジネス客が使いやすい「プレミアムエコノミー」を約40席設置する。 

国内線では、東京/羽田〜大阪/伊丹・福岡線などの主要幹線を中心に「ファーストクラス」を導入し、3クラス体制にする。シートは一般的な普通席の「3-5-3」配列より5席少ない「2-2-2」配列にし、本皮素材を使用。今秋以降の予約の受け付け開始を目処に準備を進めているという。