フィンエアー、パイロットのスタンバイ勤務取りやめで運航に影響
ツインオッター現役引退、函館〜奥尻線廃止で
1985年8月から日本の空を飛び続け「ツインオッター」の名で親しまれてきた国内唯一のDHC-6型機が現役引退することが、3月16日、明らかになった。これは全日本空輸(ANA)グループのエアー北海道の解散に伴い、3月31日に函館-奥尻線が廃止されるため。
エアー北海道は94年に設立されたANA子会社であるエアーニッポンの100%子会社。ANA広報によると、函館と奥尻の間を1日3往復運航していたが、使用している機材の老朽化が深刻だった。DHC-6型機は1970年製、乗員乗客21名乗り。
DHC-6型機は、日本近距離航空(NKA)の時代から、北海道本土と、利尻・礼文・奥尻等の路線等に就航。離島と本土をつなぐ、島民の足となっていただけに、撤退が惜しまれている。
また、31日の函館〜奥尻線運航終了後、「函館ナイトドリームプラン」と称して、夜景見物の遊覧飛行も行う。ツインオッターの事実上のラストフライトになる。函館空港を午後6時に出発する予定。エアー北海道撤退後は、日本航空(JAL)グループの北海道エアシステムが路線を引き継ぎ、毎日1往復を運航する。