Travelport、Claudeでソフトウェア構築を近代化 年内に最初の機能を市場投入

Travelport(トラベルポート)

グローバル旅行流通プラットフォームのTravelportは、ITサービス大手のCognizant、AIモデル「Claude」を開発するAnthropicと戦略的協業を開始し、旅行販売・流通プラットフォーム全体のソフトウェア開発・テスト・保守の近代化に取り組むと発表した。

前時代に構築された旅行予約システムが旅行者のAI検索ニーズに対応できなくなりつつある中、本協業は旅行者のAIを通じた旅行ニーズと確定予約との間のギャップを埋めることを目的としている。Travelportの予約・変更・払い戻し・サービス対応を処理するプラットフォーム「Travelport Trip Services」を中心に、MCP(Model Context Protocol)ベースのアーキテクチャを活用し、旅行者からの会話形式のリクエストをリアルタイムの空席・空室状況を伴う確定予約へ直接変換できる仕組みを構築する。最初の顧客向け機能は今年中に市場投入される見込み。

旅行会社や旅行管理会社にとっては、現在手作業で行っている判断・確認を伴う作業の多くを自動化でき、Travelportの顧客によると大規模TMC全体でエージェント1人あたり1日の作業時間をわずか1時間削減するだけで年間数百万ドル規模の生産性向上につながるとしている。

CognizantはAnthropicのClaudeを自社のエンジニアリングプラットフォームに統合しており、AI支援によるコード開発・テスト作成・プルリクエストレビューに活用する。Claudeの大規模コンテキストウィンドウは、Travelportのコードベース分析と組み込まれたビジネスロジックの可視化を可能にし、ソフトウェアデリバリーサイクルタイムの大幅短縮が期待できるという。今回の取り組みは2025年11月に発表した、CognizantとAnthropicの戦略的パートナーシップを拡大するものだという。