JAL、SESのマルチオービット機内接続システムを長距離国際線機材に導入 A350と787に搭載へ

日本航空 JAL/JL ボーイング787-9 JA863J

日本航空(JAL)は、衛星通信大手のSESのマルチオービット機内接続システムを導入する。

国際線の長距離路線用機材が対象で、エアバスA350-900型機20機とボーイング787-9型機10機は製造時、ボーイング787-9型機11機には改修時に搭載する。ボーイング787-9型機の改修は、2月にシンガポール・エアショーで発表されていた。

SESの電子ステアリングアンテナ(ESA)システムでは、静止(GEO)衛星と低軌道(LEO)衛星の両衛星との通信ができ、広域カバレッジと低遅延での通信が可能となる。

JALとSESとの契約は、ボーイング737-8型機の導入に次ぐもの。2013年からパートナーシップを締結しており、2017年には国内線での無料Wi-Fiの提供も行っていた。

SESは、ルクセンブルクの宇宙ソリューション企業で、約120基のLEO、GEO衛星を保有。政府機関や通信会社、航空会社に対して接続サービスを提供している。海外で放送されている「NHK WORLD NEWS」もSESの衛星経由で配信されている。ルクセンブルクを訪問中の林芳正総務相も、同社を視察した。