ルフトハンザのA380特別機が成田に飛来 展望デッキにファン集結、A380「3機並び」も
優れた航空機の客席アイデアを表彰する「Crystal Cabin Awards(クリスタル・キャビン・アワード)」で、全日本空輸(ANA)の新型ビジネスクラスシート「THE Room FX」が、客室コンセプト部門で最優秀賞を受賞した。
「THE Room FX」は、Safran Seatsとイギリスのデザイン会社Acumen Design Associateとともに開発した、国際線ボーイング787-9型機向けの新シート。2025年のパリ・エアショーでお披露目していた。
シートピッチは103インチで「1-2-1」配列。個室ドアと壁を薄型化し、背もたれに曲線ラインを採用した。前向きと後ろ向きを互い違いに配置している。現行のボーイング787-9型機のシートと比べて横幅が広くなり、あらかじめ背もたれをリクライニングさせたプリリクライニング方式を採用。モニターサイズも24インチに大型化し、ワイヤレス充電やUSB-C/A電源、AC電源、Bluetooth接続も導入した。
審査員は、「卓越した設計効率と最小限の機械的複雑さによって、非常に限られた設置面積の中で広々とした乗客体験を実現している」として最優秀賞に選出した。「重量を最適化しながら快適性と機能性を向上させ、乗客のニーズと航空会社の要件のバランスを取っている。既存の座席構造を妥協なく改良することで、より小さな胴体断面においても、重量を増やすことなく空間を拡大する、非常に革新的なソリューションを提供している」と評価した。
クリスタル・キャビン・アワードは、アクセシビリティや客室コンセプト、キャビンテクノロジー、IFEC・デジタルサービス、持続可能な客室、画期的なスタートアップ、大学の8つの部門から構成されており、毎年「エアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX)」に合わせて受賞者が発表される。今年の応募件数は85件で、27名の国際的な専門家が、今年最も魅力的なソリューションとして選出した。
ANAのほかには、AviusULD、コリンズ・エアロスペース、デルタ航空、ディール・アビエーション、Quvia、レカロ・エアクラフト・シーティング、ジョージア工科大学が、各部門で最優秀賞を受賞した。