国土交通省航空局、ANAに業務改善勧告 不適切整備で

ANA ボーイング787-8 JA802A

国土交通省航空局は、全日本空輸(ANA)に業務改善勧告を行い、安全統括管理者の職務に関する警告を行った。

2025年11月27日、伊丹空港で行われたパーキングブレーキバルブ交換後の作動油の給油作業時に、自社で使用を禁止している作業油を誤って使用した後、整備士が誤使用に気づいたにもかかわらず、自社の規程を恣意的に解釈して問題ないと判断し、事実と異なる整備記録を作成した上で、必要な是正を行わずに運航させていた。後日、隠蔽する目的で、作動油の一部を正規のものに交換する際に、当該作業の整備記録を意図的に作成していなかった。

また、2025年11月14日には、成田空港で貨物機の貨物室のレールに損傷があるとの報告を受けた整備士が、自社の規程を意図的に確認しないまま「軽微な不具合」と判断し、必要な修理作業を行わずに運航させていた。

いずれも、航空法で認可を受けた業務規程及び整備規程に違反する行為であるとともに、意図的に行っていた事実も確認されたことから、個人的な悪質性が認められるとしている。

国土交通省航空局は、ANAに対して必要な再発防止策を検討の上、5月15日までに報告するよう指示した。