香港国際空港、台風接近で混乱が発生する見通し キャセイパシフィック航空は36時間全便欠航

香港国際空港(HKG)

香港空港管理局は、香港に接近する台風18号の影響で、香港国際空港の運航に大きな混乱が生じる見通しを示した。

9月23日午後6時から24日にかけて、影響が発生する見通し。空港の3本の滑走路は運用を継続し、ターミナルビルも営業を継続する見通し。乗客用の臨時の休憩所も設置し、飲料水や軽食、毛布などの配布も行う。飲食店の一部は24時間営業する。利用者には最新の運航状況を確認した上で、空港へ向かうよう求めている。

シグナル8以上の警報が発令されている場合、市内と空港間の交通に影響が発生する見通し。タクシー待ち行列チケットシステムを運用し、利用者はチケットキオスクやアプリで順番待ちが可能となる。香港天文台によると、9月23日午後1時から4時ごろにはシグナル8が発出される見込み。

また、職員向けに空港と東涌の間を結ぶシャトルバスを運行するほか、人員確保のために職員用休憩所を設置する。

キャセイパシフィック航空は、9月23日午後6時から25日午前6時までに香港を発着する全便の欠航を決めた。9月23日午前と午後に発着する一部の便も影響を受ける。香港航空は、9月23日から25日にかけて運航する、日本と香港を結ぶ30便の欠航を決めた。