Go To トラベル給付金不正受給、HIS記者会見一問一答【全文書き起こし】

エイチ・アイ・エス(HIS)は、子会社のミキ・ツーリストとジャパンホリデートラベル(JPH)による、Go To トラベルキャンペーンの給付金不正受給問題で、調査委員会による報告を受けて、12月24日午後に記者会見を開いた。

澤田秀雄会長兼社長、中森達也専務、織田正幸常務、矢田素史上席執行役員(CFO)が記者の質問に答えた(括弧内は編集部による補足)。

ー今回の調査結果を受け、HISとしてはこの責任についてどのような処分、対応を考えているか。
(澤田)HISとしては、今回の問題を大きく受け止めまして、子会社のミキ(・ツーリスト)に関しましては、社長を解任させていただきます。ジャパンホリデー(トラベル)に関しましても、厳しく処理をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

ーHIS本社についてはどのように対応する考えか。
(澤田)HIS本社に関しては、本社はほとんど今回関与はしておりませんけども、関係役員に関しては若干の処理をしたいと思っております。

ー中森さん、織田さんはJPHの役員も兼任されているが、責任はどうお考えか。
(澤田)役員でありますので、責任がないというわけではないと思っております。処分に関しましては、後日にさせていただきたいと思います。

ー澤田会長本人は子会社2社でこのような問題が起きていることについてはいつ認識したか。
(澤田)認識したのは、12月の初旬だと思っております。

ーGo To(トラベル)事務局の調査などは今年4月ぐらいから始まっている。ミキ・ツーリストに関しては11月中旬には全社員に説明をするメールも出ている。そういった中で、HIS本体としてこの問題の認識が遅れたんじゃないか。
(澤田)関連子会社、2、30社ありますので、そのうちの今回2社が問題を起こしたわけですけど、若干遅きに期したかなという感はあります。

ー調査報告書では、今回の契約、特にミキ(・ツーリスト)については、給付金を不正に受給するための契約だったと認定されている。荒武(純一)弁護士(調査委員長)も詐欺にあたるとおっしゃっていた。HISとしてこの点はどう認識されていて、どう対応するか。
(澤田)もちろんもってのほかだと思いますので、まずそれに対してどういう風にきちっとするかということは、今後もう少しきちっと内部で協議してからにしたいと思ってます。ただ、ミキ(・ツーリスト)の社長もしくは役員に関しては、今年中、遅くとも来年には一応解任したいと思っております。

ー告発をされる考えはあるか。
(澤田)今のところはまずないですけども、状況次第では考えないこともないです。

ーHIS本体の関与はなかったということだが、ガバナンスの意味で責任はどう会長自身考えているか。
(澤田)ガバナンスが少しやっぱり甘かったかなと思ってますので、まあ今後ここらも全部、もう一度見直していきたいとは思っております。

ーもう一度見直していきたいっていうのは、例えば、今回こういう点が足りなくて、どういう風にしていきたいというのはあるか。
(澤田)先ほど申しましたように、うちに2、30の子会社がございます。この子会社にもう一度全社長と面接をしまして、物の考え方、倫理観なんかも教育をしていきたいと思っております。それと共に規程類、ルール類、ガバナンスももう一度見直していきたいと思っております。厳しく対処していきたいと思っております。

ー(澤田会長)ご自身の処分は何かお考えか。
(澤田)今のところはまだ考えておりませんけど、内部できちっとした委員会が開かれて何かあれば、それは処分されても少しは仕方ないかなと思っております。先ほども申しましたけど、HISは一切関与をしておりませんので、たまたま子会社の管理不行届ということは申し訳ないと思っておりますけども、今のところは考えてまだおりません。

ー今回その不正受給が委員会で認定された給付金について、返還についてどうお考えか。
(澤田)これはきちんと話し合いまして、返還するものは返還したいと思っております。

ー今回認定された分について、全て返還するということまではまだ言えないということか。
(織田)先ほども6.8(億円)というあの最大限の数字をお示しさせていただきましたが、その内容を精査して、不適切というものは返還させていただきたいと思います。監督官庁さんとも十分に協議をさせていただきたいと思います。

一度その認定された分に関して、会社として精査して返還する分は検討するということか。
(織田)そうですね。もちろん不適切、不適当というものはあのお返しするべきだと思います。

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