郵船クルーズ、「飛鳥Ⅱ」の3月と4月のクルーズ中止

郵船クルーズ

郵船クルーズは、運航するとしていた、3月と4月に出発する豪華客船「飛鳥Ⅱ」のクルーズを、一転して中止すると発表した。

3月11日・19日・22日・24日・26日・28日・29日出発のクルーズをはじめとしたチャータークルーズのほか、4月2日・3日に出発する2020年世界一周クルーズを取りやめる。

「公衆衛生上の観点から、お客様の安心安全を最優先に検討した」としており、2020年世界一周クルーズ終了後となる、7月以降のクルーズは予定通り運航する計画だという。2020年世界一周クルーズの予約客には、来年の世界一周クルーズへの変更の案内を検討する。

郵船クルーズでは当初、発熱と呼吸器症状があり、診断書などの証明書を提出した人と、乗船時の検温で37.5度以上の場合のみ取り消し手数料を徴収しないものの、他の理由によりキャンセルは通常の取り消し手数料を徴収するとしていた。また、乗船中に体調不良を訴えた場合には、症状によっては隔離するか、寄港地での下船を求める場合があることにも理解を求めていた。

プリンセス・クルーズが運航するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、船内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、600人以上の感染が判明。3人が死亡した。

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