マレーシア航空機撃墜事件、多くの航空会社が同じ空域を飛行していた事が判明

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マレーシア航空17便が17日に撃墜された事件について、同ルートは他の多くの航空会社にも利用されていた事が分かっている。特に、エア・インディア113便がわずか25キロメートルしか離れていない場所を飛行していたことが判明するなど、衝撃が走っている。

マレーシア航空については同空域を飛行していた事を非難する報道も出ており、一部では同社の経営状況が切迫していたため、燃費を考慮し同空域を飛ぶしかなかったのではないかとの憶測も飛び交っている。

しかしながら、同空域はICAO(国際民間航空機関)が飛行制限を出しておらず、エア・インディアだけでなく、シンガポール航空351便がすぐ後方(約26キロメートル)を飛行していたり、英国のヴァージン・アトランティック航空301便がミサイルの発射されたポイントから約200キロメートルの地点を飛行していたなど、マレーシア航空のみが危険なルートを飛行していたというわけではなさそうだ。

マレーシア運輸省も同様の見解を発表しており、16社のうち15社のアジア太平洋航空会社連盟(AAPA)加盟航空会社が同ルートを飛行しているとしている。しかしながらJALとANAは共にこの組織のメンバーであるが同エリアを飛行する便は運航していない。

そもそもこのルートはヨーロッパから東南アジア方面へ抜けるための一般的なルートの一つであり、同日も事故がなければ300を超える航空機が同空域を飛行する予定であった。

紛争地域での事故は保険の対象外になることもあり、旅行者は対象の便が最近飛行したルートを見ることのできるサービス等を利用して、飛行ルートを確認するのも一つの手だろう。

なお、マレーシア航空をはじめとする多くの航空会社は、現在同空域の飛行を制限している。

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