デルタ航空、東京/羽田〜シアトル・デトロイト・アトランタ・ポートランド・ホノルル線を開設へ 米運輸省に申請

デルタ航空

デルタ航空はアメリカ運輸省に、東京/羽田〜シアトル・デトロイト・アトランタ・ポートランド・ホノルル線の5路線を開設することを申請することを明らかにした。

ホノルル線は1日2便、それ以外の路線は1日1便を運航する。申請書によれば優先順位はシアトル、デトロイト、アトランタ、ポートランド、ホノルル(2便)の順であるとしている。

機材はシアトル線はエアバスA330-900neo、デトロイト線はエアバスA350-900型機、アトランタ線はボーイング777-200ER型機、ポートランド線はエアバスA330-200型機、ホノルル線はボーイング767-300ER型機を使用する。

デルタ航空ではすでに、ロサンゼルス・ミネアポリス線の2路線の昼間便を運航している。両路線はこれまでに80万人以上が利用したという。ユナイテッド航空と全日本空輸(ANA)、アメリカン航空と日本航空(JAL)の日米の航空会社による共同事業と比較し、「消費者のための競争力と総合的な代替手段を提供する」としている。

デルタ航空では、JALとハワイアン航空との共同事業が承認された場合、現在の東京/羽田の発着枠は、ANAとユナイテッド航空は5枠、JALとアメリカン航空、ハワイアン航空は5枠を割り当てられている一方、デルタ航空は2枠であるとしている。このため、デルタ航空側に均等配分すべきでなく、デルタ航空には6枠、ユナイテッド航空に3枠、アメリカン航空とハワイアン航空に合わせて3枠を配分すべきと主張している。

石井啓一国土交通相は2月12日の大臣会見で、増枠する羽田空港の発着枠のうち、半分程度を日米路線に割り当てる方向で最終調整していることを明らかにしていた。アメリカ側にへ12枠を配分する方向とみられ、現地時間2月7日からアメリカ運輸省が配分手続きに着手している。

現在、アメリカの航空会社による東京/羽田発着路線は、ホノルル(ハワイアン航空/週11便)、コナ(ハワイアン航空/週3便)、ミネアポリス(デルタ航空/週7便)、ロサンゼルス(デルタ航空/週7便、アメリカン航空/週7便)、サンフランシスコ(ユナイテッド航空/週7便)の5路線となっている。

■ダイヤ
DL166 東京/羽田(16:30)〜シアトル(10:00)
DL167 シアトル(12:00)〜東京/羽田(14:30+1)

DL276 東京/羽田(14:15)〜デトロイト(13:15)
DL275 デトロイト(10:15)〜東京/羽田(12:15+1)

DL296 東京/羽田(16:45)〜アトランタ(16:15)
DL295 アトランタ(11:00)〜東京/羽田(14:15)

DL68 東京/羽田(18;45)〜ポートランド(12:00)
DL69 ポートランド(14:15)〜東京/羽田(17:00+1)

DL576 東京/羽田(18:00)〜ホノルル(06:45)
DL180 東京/羽田(19:00)〜ホノルル(07:45)
DL577 ホノルル(11:30)〜東京/羽田(15:30+1)
DL181 ホノルル(13:00)〜東京/羽田(17:00+1)

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