東海道新幹線利用の40代女性、はしか発症 注意喚起

大阪府は、東海道新幹線を利用した40代女性が、麻しん(はしか)と診断されたとして、注意喚起を行っている。

女性は、2月8日の新大阪駅午前11時56分発ののぞみ340号、2月10日の東京駅を午後6時発ののぞみ121号に乗車していた。2月6日に発熱があり、9日に発疹が現れた。12日に医療機関を受診し、麻しんと診断され、13日に遺伝子検査で確定した。ワクチンの接種歴は不明。

麻しんは感染後約10日で風邪のような症状が現れる。2日から3日熱が続いた後に、高熱と発疹が出現する。肺炎や中耳炎を引き起こしやすく、1,000人に1人の割合で脳炎も発症するほか、先進国であっても1000人に1人の割合で死亡するという。一度感染して発症すると、免疫は一生持続するという。