三菱スペースジェットの納入延期報道、三菱航空機らが声明

三菱スペースジェット

三菱重工業と三菱航空機は、10月19日付の日本経済新聞による、Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)ファミリー初号機の納入スケジュールを延期するとの報道に対し、自社が発表したものではないとの声明を、21日に発表した。

「現在、型式証明取得に向けての証明活動に全力で取り組むと共に、最新設計案を反映した追加の飛行試験機の製作と同機を含めた最終の飛行試験計画について、飛行安全を徹底的に追求することを第一に詳細の検討作業を慎重に進めております。三菱重工グループとしては、上記の検討の中で、これらの各種工程がMitsubishi SpaceJetファミリーの開発や納期に及ぼす影響等を常に精査しながら、全体スケジュールの最新化・最適化に取り組んでおり、こうしたスケジュールについては、適切に関係先の皆様と共有してまいります」としている。

三菱スペースジェットは、6月に三菱リージョナルジェット(MRJ)から改称した。初号機はこれまでに、5回納入を延期している。日本経済新聞は、11月中に新たな納入時期を決めると報じていた。