イープラス、チケット転売目的のボットが9割超 アカマイ製品導入で判明

アカマイ・テクノロジーは、イープラスがアカマイ・テクノロジーのボットを検知、制御する「Bot Manager Premier(BMP)」を採用したところ、悪質なボットの撃退に成功したと明らかにした。

イープラスは会員数1100万人を超える業界最大級のチケット販売サイト「e+(イープラス)」を運営しており、チケットの転売目的の買い占めとみられるアクセスに悩まされていたという。これまでにも難読文字や図形問題を解かせるなどのソリューションを導入していたものの、期待される効果を得られなかったという。

導入後、イープラスの最初の先行販売チケット発売日30分間のアクセスログを分析したところ、チケット購入のアクセスのうちボットの占める割合は実に9割を越えていたことが判明したとしている。

イープラスでは、転売目的の買い占めは正規のユーザーがチケットを買えなくなるだけでなく、チケット販売を委託しているイベントプロモーターからの信用を大きく損ねることにつながるため、対策を急いでいた。クラウドや自動化技術の普及によって買い占めの手法が高度化しており、従来の対策では対処できない状況だった。

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