シンガポール航空、ボーイング787-10型機搭載の新シートを公開

シンガポール航空は、地域間路線用の新シートを、シンガポールへのボーイング787-10型機初号機の到着に合わせて発表した。

3億5,000万米ドルをかけて、ボーイング787-10型機の最初の20機に導入するもの。ビジネスクラス36席、エコノミークラス301席の計337席を配置している。ビジネスクラスはフルフラットとなるシート、エコノミークラスには6段階に調整できるヘッドレストを導入した。

飛行時間が最大8時間以内の路線に導入する計画で、シンガポール〜クアラルンプール・バンコク線の一部の便で訓練目的の運航を行った後、大阪/関西〜シンガポール線に定期路線として初めて導入する。その後にはシンガポール〜パース線にも導入する。

ビジネスクラスはステリア・エアロスペース製のシートを導入し、配列は「1-2-1」で全席通路に面している。座席幅は26インチで、中央部分には可動式の仕切り、収納できる肘掛け、個別収納スペース、電源、USBポート、明るさの調整可能な読書灯も設置した。

エコノミークラスはレカロ製の人間工学に基づいたシートを導入する。ヘッドレストは6段階に調整できる。配列は「3-3-3」となる。小さな手回り品を収納できるスペース、コートフック、電源、USBポートも設置した。

エンターテインメントシステムにはパナソニック製のeX3システムを導入し、ビジネスクラスは18インチ、エコノミークラスは11.6インチのモニターを設置する。カスタマイズしたエンターテインメントシステム「マイ・クリスワールド」では、乗客の好みと視聴履歴に基づいたレコメンドシステムを搭載し、マイレージプログラム「クリスフライヤー」会員はコンテンツをブックマークし、レジューム再生できるほか、乗り継ぎのフライトのためにカスタマイズや保存することもできる。さらに、トッカ・ポッカ、サゴミニのゲームシリーズも世界で初めて提供する。さらに、機内Wi-FiとGSM電話サービスも提供する。

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