JR東日本、新幹線の試験車両を新造 2019年春に落成へ

JR東日本は、次世代新幹線の実現に向けた試験車両を新造する。

新造するのは、さらなる安全性や安定性の追求、快適性や環境性能の向上、メンテナンスの革新をコンセプトに開発を進めた試験車両E956系10両編成で、愛称は「ALFA-X(アルファエックス)」。2016年11月に発表した「次世代新幹線の実現に向けた開発」を進めるための試験プラットフォームとして新造するもので、2019年春に落成を予定する。

JR東日本による新幹線の試験車両は3つ目。1992年から1998年まで試験を行った「STAR21」では時速425キロ、2005年から2009年まで試験を行った「FASTECH360」では時速398キロを記録した。「ALFA-X」では安全、⾼速な移動⼿段に加えて、新たな価値の提供を目指し、最高速度は時速400キロ程度を目指す。

地震時により早く止まり、脱線しにくくなるための開発品を搭載するほか、雪や寒さに強く、着雪しにくい車体構造の試験を行う。また、揺れずに静かな車内環境を実現し、営業運転での最高速度時速360キロの可能性を技術的に検証する。

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