外務省、サウジアラビアの8州を危険レベル引き上げ 渡航中止勧告

外務省 海外安全ホームページ

外務省は、サウジアラビアの危険情報を更新し、首都リヤドや聖地マッカ・マディーナを含む8州をレベル3(渡航中止勧告)に引き上げた。

引き上げの対象は、リヤド州、東部州(イエメンとの国境地帯を除く)、マッカ州、マディーナ州、ナジュラーン州、アシール州、ジャーザーン州、バーハ州の8州。このうちリヤド州、東部州、マッカ州、マディーナ州の4州については、企業・団体の取組など、真にやむを得ない事情がある場合には滞在を妨げないとしている。その場合には、危険な施設や地域へ近づくことを避けるとともに、現地の日本国大使館や総領事館と緊密に連絡を取り、必要かつ十分な安全対策をとるよう求めている。

東部州、アシール州、ナジュラーン州、ジャーザーン州のイエメンとの国境地帯は、引き続きレベル3が継続される。また、北部国境州、ジャウフ州、タブーフ州、ハーイール州、カシーム州については、レベル2(不要不急の渡航自粛)が継続される。

今回の引き上げは、イエメンのホーシー派による攻撃が継続・激化していることが背景。サウジアラビア主導連合軍は10月15日、10月7日以降のホーシー派の攻撃により、リヤドの空港で計17人が死亡、333人が負傷し、アブハー空港で計3人が死亡、28人が負傷したと発表した。また、10月22日にも東部州の国際空港や石油施設に対する攻撃が発生し、計3人が死亡、10人が負傷したとサウジ当局が発表している。ホーシー派は、今後もサウジアラビア領内への作戦を継続する旨発表しており、情勢の先行きは依然として不透明な状況となっている。

外務省は、引き上げたレベル3地域に滞在する人に、陸路利用の場合を含めて直ちに出国を勧めるものではないとしている。今後、状況が改善する場合も、空路や陸路での出国を検討する場合には、事前に最新の状況をよく確認するとともに、必要に応じて現地の日本国大使館や総領事館に相談するよう呼びかけている。

南部のナジュラーン州、アシール州、ジャーザーン州、バーハ州への渡航は、目的のいかんを問わず止めるよう求めている。あわせて、エネルギー関連施設や軍事関係施設(基地以外の建物を含む)等には近づかないこと、これらの施設については遠方からであっても写真や動画の撮影を行わないなど、慎重な行動を心掛けるよう呼びかけている。

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