ロンドン・スタンステッド空港、スカイリンク建設をファランズに発注 今夏着工へ

ロンドン・スタンステッド空港は、新たな連絡通路「スカイリンク」の建設パートナーとしてファランズを選定した。

スカイリンクは、空港の改修プログラムの中核となる施設で、ターミナルと出発・到着ゲートがあるサテライトを直接結ぶ通路となる。スカイリンクの整備により、現在運行しているトラックトランジット式の旅客輸送システムを廃止でき、後にターミナルビルを滑走路側へ拡張するスペースが生まれる。

改修プログラムの目玉は既存ターミナルの3ベイ分の拡張で、16,500平方メートルを追加する。新たな店舗、バー、レストランを設け、欧州最大の単一ターミナル空港となる。

スカイリンクには動く歩道を設置するほか、移動に配慮が必要な旅客がターミナルと出発・到着ゲート間を移動する際にアシスタンスバギーを利用できるようにする。

工事は今夏後半に開始する。スカイリンクの各部材は空港北側の空きハンガーで事前に組み立てる。この工法により工期を短縮できるほか、高所作業を減らして安全性を高め、空港の運用エリアでの混雑も抑えられる。組み立てが完了した部材は、空港の運用への影響を最小限に抑えるため、自走式モジュール輸送車を使って夜間に滑走路を横断して運搬する。

スタンステッド空港は、7月に出発便8,977便が利用し、過去最多を記録した。利用者数が最多となった7月20日には693機が発着し、310万人が利用。滑走路は1本のみで運用しており、折り返し時間などの運用効率化を図っている。