HIS、純利益30億円 2026年10月期中間決算、通期予想を下方修正

エイチ・アイ・エス(HIS)

エイチ・アイ・エス(HIS)は、2026年10月期中間決算(2025年11月1日〜2026年4月30日)を発表した。

売上高は1,931億3,200万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は64億4,800万円(同4.1%減)、経常利益は61億9,700万円(同9.9%減)、純利益は30億円(同21.0%減)となった。

旅行事業では、海外旅行では韓国・グアムなどファミリー層からの人気が堅調だった一方、中東情勢の緊迫化により欧州・中近東・アフリカ方面でツアー催行中止や新規予約の鈍化がみられた。国内旅行では北海道・宮古島でのオリジナル観光バス新商品を展開し、卒業旅行・春休み需要を捉えた沖縄・九州方面が売上を牽引した。訪日旅行は冬季から3〜4月の桜需要にかけて好調に推移し、3月には単月売上高で過去最高を更新した。台湾・東南アジア市場への戦略的シフトが結実したものの、中国市場の停滞や欧州からの受客が中東情勢の影響を受けた。旅行事業全体の売上高は1,588億8,000万円(同6.2%増)、営業利益は47億4,700万円(同15.3%減)となった。

ホテル事業は訪日外国人需要の取り込みによる高稼働と異業種コラボレーションルームの展開が客室単価を押し上げ、売上高は138億6,100万円(同11.7%増)、営業利益は24億8,800万円(同29.6%増)と大幅増益。九州産交グループはTSMCによる経済効果の継続や空港リムジンバスの運賃改定、輸送人員増加が業績を牽引し、売上高は136億4,400万円(同7.8%増)、営業利益は6億600万円(同19.3%増)と過去10年で最高となった。

通期業績予想は、売上高を3,950億円(前回発表比250億円減)、営業利益を120億円(同20億円減)、純損失を10億円(同100億円減)に下方修正した。中東情勢の緊迫長期化と燃油サーチャージ高騰に伴う新規予約の鈍化、子会社のリース解約に伴う損失を理由としている。

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