ANAとシンガポール航空、マレーシア民間航空局に独禁法適用除外を申請
フィンエアーは、投資家向けウェブ会議を開き、今後の機材計画について発表した。
エンブラエルE195-E2型機は18機を確定発注したほか、オプション16機と購入権12機を有する。2027年に3機、2028年と2029年に6機を受領する見通し。さらに中古機市場からエアバスA320ceoとエアバスA321ceoを最大12機取得する。
エンブラエルE195−E2型機は、ノルディックリージョナルエアラインズ(Nordic Regional Airlines/Norra)に割り当て、2027年後半から導入を開始する。座席数は134席、座席配置は「2-2」で、シートピッチは29〜30インチと現在の単通路機とほぼ同等となる。全席にリクライニングと高出力のUSB電源、Wi-Fiを備える。利用者の要望を踏まえ、3つ目のトイレを設置する。航続距離は約5,000キロで、ヘルシンキからスペインやイタリア、地中海北部までカバーできる。確定発注に加え、購入権とオプションの両方を有していることについては、市場環境やエアバス機の退役分を確実にカバーためだという。
エアバスA320ceoとエアバスA321ceoは、機齢が23年を超えるエアバスA319ceoとエアバスA320ceoの代替機とする。「老朽化した機材を置き換える上で、非常に費用対効果が高い方法」(ピア・アルトネン=フォルセル最高財務責任者(CFO))とした。現段階でエアバスに新造機を発注した場合、受領は2032年もしくは2033年になる。中古機の導入によって、橋渡しする。
地域路線や欧州内路線の開拓により、「アジアや北米路線の大型機をより効率的に満席にすることができる」(トゥルッカ・クーシスト最高経営責任者(CEO))とした。さらに、ロシア領空が通過できた時代と比較して、機材数はほぼ同じであるものの、ネットワークが変化したと説明。「北欧市場はより小型の機体に適した、より小さな目的地が多い」(同)と付け加えた。
さらに、エンブラエルE1シリーズやATRの中古機の導入も検討している。エンブラエルE1シリーズは4機、ATR機は4機もしくは6機を導入する計画で、早ければ年内にも受領したい考え。エンブラエルE195-E2型機の導入までの間のつなぎとしている。
現在の中東情勢については、「ジェット燃料に関しても極めて不安定な状況にある」(フォルセルCFO)とした上で、「非常に深刻な状況で、現状では世界中のすべての人に影響を与えており、もちろん航空業界にも影響を及ぼしている。短期的な観点から言えば、当社の方針に基づくヘッジ状況については既に公表済みで、短期的には一定の保護効果をもたらしていると言える。長期的な視点で見れば、すでにいくつかの対策を講じている」(同)と述べた。
フィンエアーは、新型コロナウイルスの感染拡大やロシア・ウクライナ戦争によるロシア領空閉鎖を経て、ネットワークを再編。財務体質を強化し、信用格付はBB+を得たほか、株主配当も再開した。今後10年間の成長率は年平均4%を見込んでおり、ネットワークの拡大を継続することによって実現を見込む。2026年には14都市へ新たに乗り入れる。