JR東日本、新幹線向け「地震対策左右動ダンパ」を開発

JR東日本は、新幹線では日本初となる、「地震対策左右動ダンパ」を開発した。2027年秋から2032年度にかけて順次導入する。

地震発生時の左右方向の揺れに対して車体の揺れを抑制するもので、鉄道総合技術研究所の協力のもと、ALFA-Xや既存車両での検証を経て開発が完了した。新幹線が脱線した、2004年の新潟県中越地震相当の地震動では、脱線リスクを最大約5割低減させることができる。E5系、E6系、E8系に2031年度、E7系に2032年度にかけて導入する。工事費は100億円。

従来型の左右動ダンパは、乗り心地向上のための装置であるものの、新たに開発した地震対策左右動ダンパはさらに、地震動が車体に伝わる過程で振動を低減させ、車体の左右の揺れを抑えることで脱線や逸脱のリスクを低減させることができる。2022年福島県沖地震相当のような地震動に対しても、脱線・逸脱の抑制に効果があるという。