JALのA350-1000、11号機が羽田到着 10機体制復活、パリ線は毎日投入へ

日本航空(JAL)のエアバスA350-1000型機11号機(機体記号:JA11WJ)が2月28日朝、エアバスの最終組立工場があるフランス・トゥールーズから羽田空港に到着した。同型機の到着は2025年7月の10号機以来、約7か月ぶり。今後、機体記号を打刻した識別版の取り付け作業などを含む就航前改修を経て、3月中旬から営業便に投入される見通し。

受領は現地時間2月25日。フェリーフライトのJL8102便は運航乗務員3名が乗務し、トゥールーズを27日午前11時24分に出発、同46分に離陸した。カスピ海や中央アジア、渤海上空などを経由し、羽田空港のA滑走路に28日午前8時28分に着陸。格納庫前の214番スポットに同36分に到着した。

客室は「X35」と呼ばれる4クラス239席仕様で、ファーストクラスは「1-1-1」配列の6席、ビジネスクラスは「1-2-1」配列の54席、プレミアムエコノミークラス「2-4-2」配列の24席、エコノミークラスは「3-3-3」配列の155席。ファーストクラスとビジネスクラスは、JALとして初めて扉付きの個室タイプを採用した。機内エンターテインメント(IFE)は全クラスで4K解像度モニターを導入し、Bluetoothでワイヤレスイヤホンと接続できる。

JALはA350-1000型機を計13機発注。羽田到着は初号機が2023年12月15日、2号機が2024年1月15日、3号機が同3月31日、4号機が同8月1日、5号機が同8月11日、6号機が同10月3日。その後はエアバス側の組み立てスケジュール変更に伴って受領順が入れ替わり、8号機が同12月7日、9号機が2025年1月30日、7号機が同4月24日、10号機が同7月18日に到着した。11号機は当初3月到着の予定だったが、前倒しで受領した。

このうち10号機は、2025年12月14日にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で発生した他社機による接触トラブルの影響で運用を離脱している。JALによると、復帰の見通しは立っておらず、現在も各路線で欠航や機材変更が生じている。

東京/羽田〜パリ線のJL45・46便は、3月29日から9月30日までボーイング777-300ER型機との隔日運航とする計画だったが、11号機の就航に伴い、5月9日までは毎日A350-1000型機で運航する。ただし、5月10日から9月30日までは機体整備のスケジュールを踏まえ、777-300ER型機との隔日運航に戻すという。