ANA、降雪予報で特別対応 札幌/千歳発着便
国土交通省は、12月11日の北海道エアシステム(HAC)機が緊急着陸したトラブルを重大インシデントに認定した。
札幌/丘珠発秋田行きのJL2823便(ATR42-600型機、機体記号:JA14HC)は、乗員3名と乗客23名の計26名を乗せ、定刻より1時間57分遅れの午後0時27分に出発し、同32分に離陸。同34分に右エンジン出力系統のトラブルが発生。
同37分に丘珠空港の北西約9キロ、高度約150メートルで右エンジンが意図せず停止したことから、同45分に目的地を函館に変更した。同56分に航空交通管制に管制上の優先権を依頼し、同1時33分に函館に着陸。同37分に到着し、同58分に旅客の降機を開始した。
着陸後の調査で、稼働していた左エンジンの推力も一時的に低下していたことがわかった。