エア・インディア、インドでの交通混乱で利用者支援 インボラも活用

エア・インディア(エアバスA350-900型機)

エア・インディアとエア・インディア・エクスプレスは、インド全土での航空交通の混乱に伴い、利用者を支援する対策を発表した。

インド民間航空省は12月6日、航空運賃の上限に関する省令を発布した。両社はすでに、国内線エコノミークラスの運賃に上限を設定しているほか、変更や払い戻しを無料化する特別対応を実施している。コンタクトセンターの能力も増強した。

さらに、対象となるエコノミークラスの利用者は追加料金無料で上位クラスにアップグレードを積極的に行い、空席を足止めされている旅行者の支援に活用する。主要路線は臨時便を運航している。

インド民間航空省によると、12月6日のインド各社の座席利用率は、エア・インディアが99.6%、エア・インディア・エクスプレスは98.8%といずれもほぼ満席で、混乱があったインディゴは87.6%となっている。インディゴの定時運航率は20.7%で、他社の40〜70%台と比較して大幅に低い状況が続いている。

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