高松東急REIホテルと松山東急REIホテル、営業を終了
JR東日本とマリオット・インターナショナルは、「JWマリオット・ホテル東京」を10月2日に開業した。
10月23日には、グランドオープニングイベントを開催。マリオット・インターナショナルのデイヴィット・マリオット会長やアンソニー・カプアーノ社長兼最高経営責任者(CEO)、JR東日本の喜勢陽一代表取締役社長が出席し、開業を祝った。
JWマリオットブランドは、マリオット・インターナショナルの最上級ブランドの一つで、マリオット・インターナショナルの創業者で、デイヴィット・マリオット会長の祖父にあたる、ジョン・ウィラード・マリオット氏にちなんで名付けられた。日本では奈良に次いで2軒目、首都圏には初進出となる。
高輪ゲートウェイシティの地上30階・地下3階建ての複合棟Ⅰ南側のうち、22階から30階部分に位置する。内装デザインは、ロンドン・エディションなどを手掛けたYabu Pushelberg(ヤブ・プッシェルバーグ)を起用した。かつての高輪の風景や「禅」のイメージを取り入れ、日本らしい深い藍色をアクセントカラーとし、バランスの取れた繊細かつエレガントなデザインとした。ゲストが文化的な幅の拡がりを経験し、ウェルビーイングの向上を体験できる場とした。
ロビーの中心には空中に浮遊するように「ツリーハウス」を配し、チェコのガラスメーカーLasvitによる木の葉に見立てたガラスアートとフィカス・ストリクタの木によって自然を表現した。一角には瞑想の空間となる「Serene Space(セリーンスペース)」を設ける。
客室数はスイート30室を含む200室で、レインボーブリッジや富士山、皇居方面などを眺められる。スイートを含む9室をアジア初となる「JWマインドフルルーム」として特別なウェルネス体験を提供する見通しで、年末までに予約の受付を開始する。マインドフルネスをテーマにした設えや専用プログラムを用意し、心と身体の調和をサポートする。詰替式の瓶のボトルウォーターや竹素材を使ったバスアメニティを採用し、プラスチックの使用量削減にも取り組んでいる。
27階にはエグゼクティブラウンジを設け、専任スタッフによるサービスのほか、時間帯に応じた軽食や飲料を提供する。スイートなどラウンジアクセス付きの客室に宿泊、もしくはマリオット・ボンヴォイのプラチナエリート会員以上が利用できる。
28階の屋内プールからは、東京タワーなどを一望できる。「SPA by JW」ではサステナブルな製品を使用したトリートメントを用意した。子供向けの無料プログラム「Family by JW」では塗り絵や折り紙なども提供する。
料飲施設は、日本料理「華香」、モダン地中海レストラン「Sefino(セフィーノ)」やミシュランシェフ監修の割烹料理「Saki(咲)」、クロワッサンバー「Le Cres(ル・クレス)」などの6つのレストラン、ロビーラウンジ、バー「JW Bar」を設ける。
さらに、フィットネスセンター、広さ400平方メートルで日本初の270度LEDウォールによる可動式スクリーンを完備した「JWボールルーム」や6つのミーティングルームも備える。
アクセスは、JR品川ゲートウェイ駅直結。都営浅草線・京急線泉岳寺駅から徒歩約3分。