JAL、東京/羽田〜シンガポール線にファースト・プレエコ設定 777-300投入
日本航空(JAL)は11月1日、オリエンタルランドとのタイアップによる特別デザイン機「JAL Fantastic Journey Express」(ボーイング767-300ER、機体記号:JA622J)の運航を終了した。
東京ディズニーシーに2024年6月6日に開業した8番目のエリア「ファンタジースプリングス」をテーマにした機体で、同年10月21日に国内線で運航を開始。機体両側面で計208枚のデカールを使用し、「アナと雪の女王」のアレンデール城、「塔の上のラプンツェル」の塔、「ピーター・パン」のジョリー・ロジャー号など各エリアの象徴的な場所を背景に、作中に登場するキャラクターのアナやエルサ、ラプンツェル、ピーターパンを描いた。
機内のヘッドレストカバーとドリンク提供用の紙コップも特別仕様で、搭乗・降機時の機内メロディーには、「きみもとべるよ!」と「ジャーニー・トゥ・ファンタジースプリングス」の2曲が使用されていた。
運航最終日となった11月1日は、鹿児島発東京/羽田行きのJL640便、東京/羽田発鹿児島行きのJL645便、鹿児島発東京/羽田行きのJL646便、東京/羽田発福岡行きのJL323便、福岡発東京/羽田行きのJL326便の5便に投入された。最終便のJL326便は252名(うち幼児1名)が利用。福岡空港の3番スポットを午後6時27分に出発し、同39分に離陸。午後7時55分に羽田空港のA滑走路に着陸し、同59分に3番スポットに到着した。
JALとオリエンタルランドのタイアップは東京ディズニーシーが開園した2001年に始まり、特別塗装機「JALドリームエクスプレス21」が登場。その後、2013年の「JALハピネスエクスプレス」、2015年の「JALハッピージャーニーエクスプレス」、2018年の「JALセレブレーションエクスプレス」、2023年の「JALカラフルドリームエクスプレス」と続き、「JAL Fantastic Journey Express」は6回目のタイアップだった。なお、このほかのディズニーデザイン機はウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約によるものとなっている。