ヴァージン、英仏海峡横断列車開設に一歩前進 車両基地の使用認める

イギリスの鉄道道路局(Office of Rail and Road/ORR)は、ヴァージン・トレインズに対し、テンプル・ミルズ国際車両基地の使用を認めた。

テンプル・ミルズ国際車両基地は、ドーバー海峡を渡る英仏海峡トンネル(ユーロトンネル)を結ぶ国際列車の車両基地。1994年の英仏海峡トンネル開通依頼、英仏海峡横断列車はユーロスターが独占的に運行している。

この他に、エヴォリン・モビリティ、ジェミニ・トレインズ、トレニタリア・フランスからの申請は却下した。ユーロスターの成長計画を考慮し、ヴァージン・トレインズが能力を最大限に活用できる可能性が高く、財務的、運営的に健全であると判断した。

英仏海峡トンネルを活用した輸送サービスは2030年に開始を計画している。資金や車両の確保、ユーロトンネルやセント・パンクラス駅へのアクセス、安全認証などが必要となる。