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JR東海は、東海道新幹線の浜松工場の公開イベント「浜松工場へGO」を開催した。コロナ禍前まで行っていた一般開放イベント「新幹線なるほど発見デー」に代わって2023年から始まり、今年で3回目。首都圏や静岡・中部・関西地区の主な駅から団体専用列車に乗車し、浜松駅から引込線に入ってそのまま浜松工場に入場できるツアーで、10月25日と26日の2日間開催された。
このうち初日の25日は、東京・品川・新横浜・三島・静岡・浜松の各駅から計562名が参加した。N700S(J38編成)が充当された団体専用列車は、東京駅14番線を午前10時24分に出発。各駅で参加者を乗せ、浜松駅の先で折り返して浜松工場への引込線に入った。ここではN700Sに搭載された災害用バッテリーによる自走システムを体験。
引込線の途中で一旦停止してパンタグラフが下がり、電源がバッテリーに切り替わると、照明が予備灯に切り替わり客室内は薄暗い状態に。列車はそのままバッテリー自走で、東海道新幹線で唯一の踏切(西伊場第1踏切)を通過。午後1時頃に浜松工場の検修庫2番線に到着した。
会場内での展示の目玉は、廃車となったN700A(X51編成)の両先頭車だけを2両つないだ“日本一短い(?)新幹線”。先頭車1両の全長は27メートル35センチのため、2両つなげた状態では約54メートル70センチということになる。ちなみに、通常の新幹線は16両編成で全長約404メートル70センチだ。L12入換動車で推進・牽引され、時速5キロで敷地内の線路を往復するシーンもあった。
会場ではこのほか、車両を水平方向に移動できるトラバーサーの実演や、VRでのホーム上非常停止ボタン操作体験などを実施。クレーンワゴンなどの保守用車、国鉄バスからジェイアール東海バスへの移行期に走っていた高速バスのデザインをオマージュしたラッピングバス「レトロバス」、東海道新幹線再生アルミ製品などの展示もあり、参加者はイベントを満喫していた。