JR東日本ら、田町駅西口駅前の再開発に着手 旧森永プラザビルを建て替え

JR東日本と三井不動産、森永乳業は、「田町駅西口駅前地区開発事業」に着工した。

田町駅西口駅前の旧森永プラザビルを建て替え、駅前ロータリーの整備や交差点の改良、地下鉄バリアフリー通路の新設により、田町駅と三田駅周辺の安全性、快適性を向上させる。オフィスや商業施設、産業支援施設を備えるほか、帰宅困難者の一時滞在施設の整備により、防災機能の向上も見込む。

建物は1階から3階をアトレが運営する商業施設、4階を産業支援施設、6階から23階をオフィスとする。オフィスの一部フロアには森永乳業が本社を移転する。

交通広場は約1,200平方メートルから約3,000平方メートルに拡張し、歩道部も拡幅することで歩行者ネットワークを改善する。国道15号に面する交差点をスクランブル化する。田町駅構内の東西自由通路を拡幅し、駅前デッキ広場も拡張し、ラッシュ時の人流の混雑の緩和にも取り組む。

第1期工事として2029年3月末に建物が竣工し、第2期工事として2033年度に緑地広場が整備される見通し。