台湾観光庁、2025年アンバサダーに妻夫木聡さん ツーリズムEXPOで就任式

台湾観光庁は、俳優の妻夫木聡さんを2025年度の日本市場向け観光アンバサダーに起用した。愛知県常滑市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催中の「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」では9月26日、アンバサダー就任式が開かれた。

妻夫木さんは台湾の伝統的な台湾花布をポケットチーフに取り入れた衣装で登場すると、集まった関係者やメディアに「大家好! 我是妻夫木聰」と中国語であいさつ。就任の証として台湾観光庁の陳玉秀署長から“アンバサダー名刺”を手渡され、「台湾の魅力を日本の皆さんに最大限にアピールできるように頑張りたい」と気を引き締めた。

また、2024年度に続く2年連続でのアンバサダー就任を記念して、台北・宜蘭・南投・嘉義・台南・高雄の台湾6都市をテーマにしたデザインのグラスセットもプレゼント。CM撮影で高雄を訪れたという妻夫木さんは、「とってもかわいい。高雄のグラスで乾杯したい」と笑顔を見せた。

CMのメインコンセプト「最愛台湾紀行」にちなみ、“台湾の最愛ポイント”をMCから質問された妻夫木さんは、「台湾グルメ」と回答。「今回一番美味しいと思ったのは牛肉湯。わかりやすく言えば台湾風牛肉しゃぶしゃぶ。タレを作って自分好みの味を楽しめる」と紹介し、早速アンバサダーらしさを見せた。牛肉湯の店では、隣に座っていた現地の客から「あなたのこと知ってる。頑張って」と日本語で声をかけられたという。

台湾観光庁によると、2024年の訪台日本人は前年比42%増の131万人。同庁は妻夫木さんの起用で、日本人旅行者の訪台をさらに促す狙い。