
大混雑の大阪・関西万博、予約なしで突撃してみた 当日登録駆使でパビリオン何個楽しめたのか【レポート】
大阪・関西万博の公式キャラクターの「ミャクミャク」をデザインした駅弁「EXPO2025 ミャクミャク ひっぱりだこ飯」が発売されている。日々限定数の販売とあって、販売店舗では即完売だという。
フリマサイトでは5千円以上で空き容器が取引されるなど、人気は過熱している。食品の入っていた容器をリセールで入手するというのは、ちょっと気が引けると思うが、ミャクミャクのデザインが目を引くのは事実で、インテリア性もある容器が欲しくなる気持ちもわからなくもない。
今回、関東在住の筆者は、関東地方唯一の先行販売店舗である、東京駅「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」で購入を試みたので、そのレポートをお届けする。
9月24日午前3時30分。東京・千代田区の神田駅からスタート。事前情報では、東京駅到着の初電車でも、購入するための整理券の入手が間に合わない可能性があるという情報を入手していたため、今回は、東京駅まで徒歩で向かうことに。
神田駅周辺の歓楽街を通り抜ける形になったため、いわゆる「夜のお店」の客引きの方々に多数声をかけられ苦笑い。歓楽街を抜けると、筆者をみて速度を落とすタクシーも。格好の客のように見えているのだろうか…
神田駅は東京駅の隣であるため、1キロ強の道のりを歩き、午前3時50分頃に東京駅八重洲中央口に到着。朝まで営業している居酒屋やカラオケ店などもあるため、この時間に東京駅に到着することは、飲食店で一晩過ごす覚悟があれば、実はそこまで難易度は高くないのかもしれない。
東京駅、八重洲中央口の到着は午前3時50分頃。すでに10名ほどが、まだ解放されていない改札機の前で列を作っていた。改札機が利用可能になるのは、東京駅を最初に出発する電車の約30分前である午前4時10分から。なお、早朝時間帯は、利用できない改札口もあるので、注意したほうがよいだろう。
八重洲中央口改札は、この早朝に営業している改札口のうち、最も「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」に近い改札口でないかと思われる。
午前4時10分の改札営業開始後、筆者は早歩きで店舗に向かい、無事整理券の確保ができた。販売数は140個とのことだが、1人1個限定なので、この時間に並べばほぼ確実に買えるのは間違いない。
整理券の配布は、改札が営業開始する午前4時10分から。整理券の配布枚数は140枚。この日は平日ということで、初電車が到着する前におおよそ40人ほどが整理券を入手していた。
東京駅に到着する最初の列車は、午前4時41分頃の田端発大船行の京浜東北線。その数分あとの品川発大宮行の京浜東北線、大崎発の山手線内回りと続く。約20人ほどがこの段階で整理券を入手していた。このあとは、断続的に列車の到着が続く。午前5時ころまでに80枚程度、その後はちらほらと整理券の配布がある状態であった。
「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」の開店は午前5時30分。整理券は1~50番目までが午前5時30分~同40分、51~100番目が同40分~50分、100番目以降が同50分~午前6時までの販売時間が限定されている方式。
販売自体はスムーズに行われた。並行して整理券の配布も行われており、140枚の整理券の配布が終了したのは午前5時57分頃であった。
この日は平日であったこと、また、10月以降完全予約制で整理券の配布が決まったことが告知されたことなどもあってか、前日までは午前4時台に整理券の配布が終了した、などの情報があったが、結果としては整理券の入手難易度は前日までに比べて低い結果だった。とはいえ、東京駅に午前6時前までに到着する難易度は低くはないとは思われる。
ひっぱりだこ飯は整理券と引き換えに商品を渡され、各自で会計をする方式。セルフレジも利用できるため、商品受け渡し後の流れは非常にスムーズ。
こうして、ミャクミャクデザインのひっぱりだこ飯が入手できた、というわけである。
「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」でのミャクミャクデザインのひっぱりだこ飯の販売は9月30日までを予定しているという。日々の状況は変化するが、興味があれば入手に挑戦してみてはいかがだろうか。