大混雑の大阪・関西万博、予約なしで突撃してみた 当日登録駆使でパビリオン何個楽しめたのか【レポート】

午後は当日登録をどれくらい拾えるかが勝負

午後最初は、西ゲートの海岸側にある未来の都市パビリオン。日本企業の共同出展パビリオンで、万博の中でも最大級のパビリオンだ。見学に1時間ほど要し、コンテンツの情報量が充実していた。

未来の都市パビリオンから退出後、フューチャーライフヴィレッジにて筆者の学生時代に学んだことに通じる展示などを見学し、場内のコンビニで調達した食糧でエネルギーを調達する。

万博内には、様々なパビリオンの特設レストランもあるが、今回は1人参加なので、様々なパビリオンを見る作戦をとることにしている。何回か万博に来られているなら、レストランも回ってみたいところだが。

当日登録用のサイトはほぼパンク状態、まともに予約ができなかったこともあり、先着で入場できるパビリオンを回っていく。アフリカやアジアなどの日本から直行便がないような国のパビリオンを回って、異文化を吸収したいと思っているためだ。

バングラディシュ、セネガル、カンボジア、アルジェリアと、近い位置にあるパビリオンをまわる。行ったことがある国も、ない国も混ざっているが、それぞれ特色があるのをしっかりと拾っていき、記憶に焼き付けていく。この時点で午後2時をまわっているが、会場内は混雑していて、ちょっと歩きにくいなと思う時間帯であった。パビリオンも混んでいるなと感じるところもあったが、ゆっくり見ることができるチャンスだと思ってまわっていた。

東ゲート側に行ってペルーパビリオンを見学。売店でインカコーラを売っているのがうれしい(画像はペルー・リマ市内でインカコーラを楽しんだときのものである)。飲み物はコンビニや自販機を利用するのが手っ取り早いが、異文化を吸収できるポイントにもなり得て、心もリフレッシュできた。

マレーシアとアラブ首長国連邦、モザンピークと、気になる展示を長くても30分程度(マレーシア)の待ちで回れ、海外パビリオンでほかに行きたいところを目星がつけられたところで、当日登録ができたガンダムパビリオンへ。

筆者はガンダムの知識はそこまでないものの、十分に楽しむことができた。万博の各パビリオンに共通するが、背景知識がそこまでない人でも、好奇心をもって楽しもうという気持ちがあれば、なんとでも楽しめるなという印象だ。

適宜コンビニなどでスポーツドリンクやフライドチキンなどエネルギーを補給しながら、日没とともにガンダムパビリオンの待ち時間で取得できた関西パビリオンへ。各府県の展示を回れたが、ブース来場後、三重県に来県すると三重グルメをプレゼントする「三重へおいないキャンペーン」は非常に魅力的に映った。

この後、何回か現地を訪れたことがあるカタールパビリオンを見学後、当日登録ができた「いのちのあかし」パビリオンへ。コンテンツはもちろん、学校を移築した異色のパビリオンとして必見ではないかと感じた。途中退出不可の所要約1時間の異色な体験だが、得られるものは多かった。

「いのちのあかし」パビリオンを出た後、外見から気になっていたいのちの遊び場クラゲ館に向かう。若干疲れが見える人々(大人中心)が、遊び場である「いのちのゆらぎ場」で無心になって楽しんでいる様子を見ながら、当日キャンセルで空きが出た、万博会場→バスタ新宿の高速バスの予約を取得。

最後は若干駆け足であったが、地下鉄などの公共交通機関の混雑と無縁な、午後8時55分発、JRバス2社共同運行のEXPOエコドリーム2号で会場を後にした。

午後は小規模のパビリオン中心だったが、全部で15パビリオンを回った。午前5時39分夢洲駅着の初電車から、午後8時55分発のEXPOエコドリーム2号までの約13時間で、計22パビリオンを回ることができた。

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