大混雑の大阪・関西万博、予約なしで突撃してみた 当日登録駆使でパビリオン何個楽しめたのか【レポート】

早く入場出来たら、並びながら当日登録するのが肝

ここで、パビリオンの登録・入場方式をおさらいしておこう。

パビリオンには予約・登録が必要なものと、そうでないものがある。そして、予約・登録ができるものの、当日並んで待てば入場できるパビリオンもある。

予約・登録をすれば、待ち無しで入場できるが、予約がない筆者の場合、当日登録をするほかない。当日登録はスマホのほか、会場内に設置された端末からもできる。ウェブサイトの使い勝手が悪く、端末から予約する人もいるが、端末も大混雑という有り様で、登録しにくいことこの上ない。

そして、当日登録は同時に1個しかできず、予約したパビリオンに入場した約10分後からしか次の予約ができない。

ただ、当日登録をしたうえで、予約・登録が不要なパビリオンに並ぶことができる。予約・登録と、並ぶことをうまく両立すれば、効率よくパビリオンを回ることができるというわけだ。

午前は当日登録を駆使できるかが重要

ここからは筆者がどのように回ったかを記録していく。なお、パビリオンの具体的な感想などはネタバレになってしまうこともあり、敢えて割愛する。

筆者が東ゲートから万博会場に入ったのは午前9時の数分前という非常に良いタイミングだったので、当日登録を手元のスマートフォンからしながら、お目当てのパビリオンに並ぶことに。

午前9時に到着したのは、フランス館。ここは予約なしの先着入場。この日の2人目の入場となり、フランス館の展示をじっくり楽しむことができた。

フランス館の入場直前に、当日登録で午前9時30分からのイタリア館を登録できた。イタリア館は多彩な芸術品が話題になっており、長い待ち時間が発生しているため、当日登録する価値はあるだろう。

この後、イタリア館鑑賞中に少々休憩してポーランド館の当日登録を取得。イタリア館の展示物が多かったため、間髪入れずにポーランド館に移動することに。

ポーランド館の展示を楽しんだ後は、パビリオンの午後の登録を取得。次の登録時間までは、別に何か登録を取得することができないため、先着入場制のパビリオンを回ることに。

この間回ったのは、オマーン館、北欧館、トルクメニスタン館、国際機関館。オマーンとトルクメニスタンが未訪問、北欧は、年に数回ペースでフィンランドに行くなどしている筆者にとっての感想は「行ったことのない国のパビリオンのほうが新しい発見が多くて興味深い」という感想。この感想が午後のパビリオン巡りに反映されてくることになる。

結局午前中はハイペースに7館回ることができた。フランス、イタリア、ポーランド館は館内を歩き回る大規模なパビリオンであり、充実度は高かった。ただ、規模と満足度はそこまで比例することもなく、他のパビリオンそれぞれにも収穫があった。

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