アメリカ運輸省、デルタ航空とアエロメヒコ航空の共同事業終了を命令

デルタ航空 DL A350-900 N502DN

アメリカ運輸省は、デルタ航空とアエロメヒコ航空の共同事業を、2026年1月1日付けで解消することを命令した。

デルタ航空は、「運輸省がデルタ航空とアエロメヒコ航空間の戦略的かつ競争促進的な提携の承認を撤回することを決定したことに、私たちは遺憾に思います。この決定は、米国とメキシコ間を移動する米国の雇用、地域社会、そして消費者に重大な損害をもたらすでしょう。私たちは運輸省の命令を見直し、今後の対応を検討しています」との声明を発表した。

アメリカ運輸省は、メキシコ政府が最近行った、メキシコシティ国際空港での全貨物便の運航禁止や容量削減といった措置により、競争環境が不平等となり、利用者に実害が生じているとした。環境が改善した場合には再評価を行うほか、共同運航(コードシェア)提携は認める。