エア・カナダの客室乗務員、会社との暫定合意案を批准せず

エア・カナダ(ボーイング787-10型機)

エア・カナダの客室乗務員約1万人が加入するカナダ公共労働組合(CUPE)は、エア・カナダとの暫定合意案の投票が批准されなかったことを明らかにした。

暫定合意案でも、賃金は連邦最低賃金の時給17.75カナダドルを下回る。4年間の合意期間の昇給、地上業務の一部に関する給与の支払いも提示していた。投票率は94.6%で、このうち99.1%が反対票を投じた。

賃金部分については調停に付託され、合意に至らない場合には仲裁に付託される。ストライキやロックアウトは発生せず、運航は継続する。

8月に実施されたCUPEによるストライキでは、8月16日から19日にかけて全面的に運航を停止し、日本路線も含めて大きな影響が出た。

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