
富士山静岡空港、冠水による車両被害を補償せず
静岡県は、9月4日に発生した大雨により、静岡空港に駐車している約300台の車両が浸水の被害を受けたことを明らかにした。
ターミナルに近い有料駐車場である第5駐車場のうち約7割程度の面積で、数センチから1メートル程度冠水した。浸水したのは300台で、故障台数はわかっていないという。
静岡県の鈴木康友知事は、9月8日の定例記者会見で、国の基準に従って設計していることを明らかにした上で、「すべてを想定して対応を講じるのは難しい」としながら、今後の対応を検討する見通しを示した。
富士山静岡空港が位置する静岡県牧之原市では、1時間に100ミリを超える大雨や、秒速約75メートルの竜巻とみられる突風が観測されていた。
富士山静岡空港では、「天災地変や不可抗力による損害については、免責事項となっておりますので誠に恐縮ながら、当空港からの補償は致しかねます」としており、車両保険での対応を相談するよう求めている。