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日本航空(JAL)は、8月28日のホノルル発名古屋/中部行きJL793便(ボーイング787-9型機、機体記号:JA874J)に乗務予定だった機長が、滞在先で飲酒していたことを明らかにした。
この機長は、滞在するホテルを出発する前に実施した自発的なアルコール検査でアルコールを検知。自発的な検査でアルコールが検知されたことと、前日に飲酒を行った旨を会社に対して自ら報告した。会社は社内規定に違反していることから、この機長を乗務から外した。
機長は出発前日の昼ごろに、ホテルの部屋で社内規定に反して、1人でビール(度数9.5%、568ミリリットル)を3本飲んだ。その後の調査で、出頭すべき時刻の12時間前に体内に残存するアルコール量が4ドリンク相当以上となる飲酒を制限する、運航規程に定める飲酒量の制限を超えていたと判断した。
この機長は過去にも複数回、滞在先で飲酒をおこなっており、その事実を隠す目的でアルコール検知器の日時を変更していたことが判明しているという。いずれの便でも正式な検査でアルコールは検知されなかった。
このため同便は乗員12名と乗客239名の計251名を乗せ、2時間8分遅れの同日午後4時28分に出発し、名古屋/中部には1時間43分遅れの翌29日午後7時13分に到着した。この影響で交代乗員の確保に時間を要し、2便が遅延した。
JALでは、「今回、運航規程に違反したことはもちろんのこと、昨年12月のメルボルン事例を受けた即時処置の一つである滞在先での禁酒に違反し社会へのお約束を破ってしまったことを大変重く受け止めております。当該機長については厳正なる処分を行います。引き続き、再発防止策のさらなる強化を迅速に進めてまいります」としている。詳細は会見を開き、説明する。