
ソラシドエア、機内販売でのクレジットカード決済停止
ニュージーランド航空は、2025年6月期決算を発表した。純利益は1億2,600万ニュージーランドドルだった。
エンジンメンテナンスの影響で、ナローボディ機6機とワイドボディ機5機が運航を停止していたほか、大幅なコスト上昇や国内市場の低迷といった逆風にさらされたものの、継続するプレミアム需要などに後押しされ、黒字を維持した。エンジンメーカーからは補償金1億2,900万ニュージーランドドルを受け取ったものの、運航が可能だった場合には約1億6,500万ニュージーランドドルの増収となったことを推定している。
旅客収入は59億ニュージーランドドルだった。燃油費は約12%、燃油費以外の運航コストは約6%増加した。税引前利益は1億8,900万ニュージーランドドルで、前年より減少した。4月に発表した予測レンジの上限に相当する。配当は1株あたり1.25ニュージーランドドル。3,800万ニュージーランドドル相当の自社株買いも行われた。
2026年6月期も同様の厳しい状況が続くことを見込んでいるものの、深刻な状況からは年内にも改善する見通しを示している。ゼネラル・エレクトリック製エンジンを搭載したボーイング787-9型機2機を受領することを予定している。