国土交通省航空局、ANAウイングスを厳重注意 4月以降に重大インシデント3件

ANA/ANAウイングス(ボンバルディアDHC8-Q400)

国土交通省航空局は、重大インシデントを含む安全上のトラブルが相次いでいるANAウイングスに対してを厳重注意した。

4月7日には、東京/羽田発米子行きのANA389便が米子空港へ着陸進入中、早期に降下を開始したことで低高度となり、対地接近警報装置が作動したため、緊急回避操作を行った。

5月22日には、札幌/千歳発広島行きのANA1272便が広島空港で地上走行中、工事のため閉鎖された誘導路を走行し、迂回ルートを示すコンクリート製の台座の上に設置されたライトを主脚のタイヤが乗り越えて停止した。乗客2名が軽傷を負った。

6月22日には、長崎発名古屋/中部行きのANA372便が中部国際空港へ向けて降下中、機内で気圧が低下。酸素マスクを手動で展開し着陸した。乗客3名が軽傷を負った。

8月20日には、札幌/千歳発稚内行きのANA4841便が稚内空港へ着陸時、稚内の航空管制運航情報官から滑走路情報を得ることを失念し、鳥防除作業車両が使用中の滑走路へ着陸した。この影響で3便が欠航し、予約客約170名に影響が出た。

4月と6月、8月の3つの事案は重大インシデントに認定されている。

国土交通省航空局は、航空輸送の安全の確保に向けた更なる取組みを検討の上、9月19日までに再発防止策を報告するよう指示した。

ANAウイングスは、「今回の厳重注意を真摯に受け止め、経営トップ自らが先頭に立ち、全社員が一丸となって再発防止策に徹底的に取り組むことで、ANAウイングスへの信頼回復に努めてまいります」としている。