エア・カナダ、ストライキ開始 運航停止で1日13万人に影響

エア・カナダ(ボーイング787-10型機)

エア・カナダとエア・カナダ・ルージュは、客室乗務員が加入するカナダ公共労働組合(CUPE)のストライキが8月16日午前0時58分から開始されたと発表した。

CUPEは8月13日に会社側にストライキの実施を通告し、会社側は段階的に運航規模を削減していた。ストライキ期間中、1日約13万人が影響を受ける。提携航空会社が運航するエア・カナダ・エクスプレス便は通常運航する。

予約客には、運航が確定していない場合には空港へ向かうことを控えることを求めている。

客室乗務員には現在、乗客の搭乗や降機時に給与が支払われておらず、ブロックタイムが基準とされているという。また、2000年以降のカナダの物価上昇率や最低賃金の増加が反映されておらず、初任給は10%、25年前と比べて1時間あたり3カナダドルしか増えておらず、最低賃金で働くフルタイム労働者の年収が36,000カナダドルである一方、客室乗務員の初任給は27,000カナダドルであると主張している。10年間に渡る労働協約が失効し、CUPEの組合員である客室乗務員の投票では、99.7%がストライキに同意していた。

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