
ANA、ロンドン・ストックホルム行きで受託手荷物搭載できず
全日本空輸(ANA)は、BlueWXが開発した乱気流予測システムを導入した。
従来の定型的な乱気流指標に基づく予測とは異なり、複雑な気象情報と過去10年間以上の数万件に及ぶパイロットからの報告を深層学習技術を用いて学習し、乱気流が発生する特徴量を的確に捉え、乱気流を予測する。日本上空での予測モデルでの正答率は86%だった。
ANAグループの2,500名以上のパイロットを対象とした4年間の評価プロセスのほか、世界の航空会社から追加取得した乱気流情報を用いてシステムを高精度化した。今後、国内外の航空会社に販売する。
2019年からANAホールディングスと慶應義塾大学の共同研究として開始し、BlueWXはその成果をもとに2023年7月に設立された。