羽田エアポートラインと東急電鉄、新空港線整備に向けた速達性向上計画の認定を申請

羽田空港第3ターミナル HND T3

羽田エアポートラインと東急電鉄は、新空港線(通称:蒲蒲線)整備に向けた速達性向上計画の認定を、国土交通省に申請した。

東急多摩川線矢口渡駅・蒲田駅間から新設する蒲田駅を経由し、京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までの連絡線(新空港線)と連絡施設を新設し、新空港線と東急多摩川線の直通運転を行うほか、一部列車は多摩川駅から東横線に乗り入れる。東横線から乗り入れる列車が停車できるよう、東急多摩川線多摩川駅・下丸子駅のホームの整備も行う。

新空港線と連絡施設は羽田エアポートラインが整備・保有し、東急電鉄が使用して営業することを計画している。営業キロは連絡線が0.8キロ、連絡施設が0.9キロ。整備期間は10月から2042年3月まで、総事業費は約1,248億円。

連絡線の運行頻度は、朝最混雑時間帯は1時間あたり20本程度、その他の時間帯は10本程度。編成数は3両もしくは8両。連絡線間は加算運賃を設定する。これにより所要時間は、中目黒駅と京急蒲田駅間は約23分(約13分短縮)、自由が丘駅と京急蒲田駅駅間は約15分(約22分短縮)となる。

渋谷・新宿・池袋などや東京都北西部・埼玉県南西部と羽田空港とのアクセス利便性の向上に寄与するとともに、蒲田・京急蒲田地区をはじめとした地域のさらなる発展などに資するものであるとしている。