JR東日本、生成AIを用いた電話案内「どこトレダイヤル」7月23日開始 「みえるアナウンス」の試行導入も

JR東日本は、生成AIを使う電話自動音声アシスタント「どこトレダイヤル」を7月23日に開始し、駅放送を文字化する「みえるアナウンス」を8月1日から試験導入する。

どこトレダイヤルは、地方在来線を中心とする走行位置サービス「どこトレ」を展開する路線を対象に、列車の発車時刻、遅れ、走行位置などを音声入力に応じて案内する。生成AIが入力を解析して「どこトレ」を参照するため、アプリ操作に慣れない人でも駅係員やコールセンターに頼らず情報を取得できる。

みえるアナウンスは、駅構内の専用ボードにタッチするか二次元コードを読み取ると、駅放送の内容がスマートフォンに日本語・英語・中国語・韓国語で表示される。浜松町、渋谷、赤羽、上野、秋葉原、鎌倉、平塚、国立、千葉、新木場、長野(新幹線改札内のみ)、東京駅の12駅で2026年3月末まで実証する。

同社は利用状況に応じて案内内容や対象路線を拡充し、バスなどグループ外事業者への展開も検討するとしている。